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卒業シーズン

前回は悲しい話題だったので、今日は180度違う幸せの話題を。

少し前の話になりますが、今年の3月、4月はまさに旅立ちの季節のようでした。
里親募集中の成猫たちが、相次いで幸せになりました。

半年、1年…と世話していると、ジワジワジワジワと情が湧いてきてしまうので、
里親募集しながらも、心の片隅で(このままうちにずっとうちにいてもいいよ~)
とか思ってしまったり、でも里親会があったりすると「オンリーワンで愛情いっぱいかけてもらえる方に出会えますように」と、心の中で祈ってみたりと、
いってほしいような、ほしくないような…花嫁の父みたいな複雑な心情があるわけです。
これは、新しく里親さまになってくださった方にみな言うのですが、
特に成猫に限ってですが、人間は譲渡先が決まると渡す方も受け入れる方も、
うれしいupし、良いことなのでとてもハッピーnoteですが、
肝心の本人(猫)には、それは全く分かりません。
例え半年でも1年でも住み慣れた家や見慣れた人たちと、
ある日突然離れる訳ですから、猫からしてみれば、
ある日突然、知らない家に捨てられた!と変わらない状況なのですね。
かと言って、一生懸命説明しても人間の事情は理解できないですから、
新しいお家で大事にされていくうちに、ここは安全なんだ~怖くないんだ~と
この人たちはごはんくれるし、優しく撫でてくれるしいい人かも~と
少しずつ体感して安心を得るので、時間がかかります。(もちろん、例外もいますが)
今回、この春に送り出した3名はすごく個性的な(インパクトrockimpactのある)
猫たちだったので、送り出すときはすごくうれしくてすごく淋しかったです。
3月上旬に元気が卒業しました。
昨年秋に、生後5,6か月頃に兄弟で捨てられていました。
あまり人に慣れていなかったんだけど、この子は漏斗胸だったので、
この先ずっと外での生活は過酷だと思い保護することにしました。
懐くのには時間がかかったけど、慣れだしたらこんどは
ストーカーのように後をついてまわり、
とにかく人の視界に入ってきてうっとりして熱い視線を向ける子に変身しました。
Genki10
新しい名前は「颯斗くん」かっちょいい名前です。
先住猫にも受け入れてもらえて、もまれて、幸せそうですheart04
4月上旬に卒業したあっちゃん。
あっちゃんについては、その容姿も性格も行動も…言葉では語れません。
表現するのがすごく難しいし、ぴったりくる言葉が私には見つからないのです。
あっちゃんは、本当に読めない猫で、いつも「ワォ!そうきたか~」と、
驚かされたり笑わせてくれたり、ドキドキさせてくれました。
私もたくさんの猫と出会ったけど、本当にパターンがなくて
何考えてるのか全く分からない、不思議な猫で面白かった。
顔はコケティッシュで(私は可愛いと思ってたけど)決してビジュアルは良くなかったし、
性格もすごく懐いてますとも言えず、なんとも表現できず
子猫の時からなぜか誰の目にも止まらなかったけど、
私のなんとも言えないわかりずらい説明を聞いてくださって、
こんなあっちゃんを迎えてくれる素敵なご夫婦のところへいきました。
Acchan8
いまは「ハルちゃんheart04」って可愛い名前で呼ばれています。
相変わらず気の抜けない面白い子だそうです。
4月中旬に卒業したゴロゴロのゴロー。
首輪つきで捨てられてしまったのに、すぐに寄ってきてまるで道を尋ねるかのように、
「あの~、ボクここはじめてなんですけど~、なんでここにきたのかおぼえてないし、
かえるみちも忘れちゃったみたいで~、あ!おなかはすいてないですよ。
さっき、そこにおいてあったカリカリ食べちゃったから~」みたいな感じで、
初対面なのに妙になれなれしくて、捨てられた悲壮感なんて全くゼロで、
なんの抵抗もせず、すんなりうちまでついてきてくれました。
しかし!こんな性格◎で素直で超フレンドリーでなんで捨てるのよって感じだけど、
他の猫とは一切×どんな猫とも×、人間は大大大好きなのに…
猫なのに猫嫌いな子でした。
そんなゴローは、今はご家族みんなにとっても可愛がられています。
Goro
先日、偶然病院の前でゴローの飼主さんと会いました。
「ゴローちゃんね、す~ごく可愛いのheart04(中略)
もうなんで、この子が今までもらわれなかったのか不思議なくらい。」
なんて、すごく溺愛されているのが伝わってきてほんとうれしかったです。
もらわれていった子たちが、ただ愛されて可愛がられている、
ただそれだけで、ものすごく私は嬉しくなり、幸せな気持ちになり、
これからも頑張ろう!という原動力につながっているのかもしれません。

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下半期からスタート!

今年も上半期があっというまに過ぎてしまいましたsweat02

今年は新年早々から立て続けに、涙weepにくれることが相次ぎ、相次ぎ過ぎて、心が折れて折れて、自分を奮いおこすのにものすごく時間がかかってしまいました。落ち込んでメソメソしている暇なんてないんだと頭では分かっていながら、何を見ても何をしててもメソメソしてしまい、心がギューッとつかまれたように苦しくて、受け入れるのが大変でした。
今はやっと、起こった現実を直視することができて、(納得はしてないけど)受け入れることもできて、気づいたら…寒かった時間も、もう夏になってしまっていたのですねbearing
去年末からずっとかかりっきりで、看病していた大丸は、年が明けてもボロボロになりながら、でもすごく頑張って生きようとしてくれていたんだけど、私の手の中で逝ってしまいましたcrying
もちろん、やれることは全てやったと思う、けど、もう会えないことがすごく淋しくて仕方がなく、あれすればよかったとかの後悔ではなく、まだまだ一緒にいたかったという思い。それは、私の勝手な要望で、これが1年先のことでも5年先でも同じように思うんだろうと思う。
ひとつの救いは、長年抱えてきたエイズの口内炎の痛みや最期の数十日間の闘病の苦しみから、やっと解放されて、今は穏やかに休んでいると思うこと。

        大好きだよ、大ちゃんheart01 ありがとう、大ちゃんshine
Daimaru

大ちゃんが去って約半月後、仕事場で保護していたツネが現場の目の前で車に轢かれてしまいました。即死でした。
まだ4才になるかならないかの若さでした。生まれた時から猫エイズだったけど、発症してなくて、すっごくお転婆で探検好きで元気で、毎日、大雨の日以外は、小学生の男の子のように外で走り回って遊んでいたので、あまりにも予想していなかった出来事でした。埠頭内は一般車は走らないし、そんなに飛ばす車もいないので、安心してましたが、逆に普段から車が怖いという認識がなかったのかもしれません。
心が空っぽになってしまいました。ただ、ツネは大ちゃんが大好きだったので、「淋しくないね、大ちゃんが待ってるからね」としか、言葉が出てきませんでした。
ツネ自身が本当にビックリしたと思う。私も、いまだに本当に現実のことなんかな?って実感わかない。きっと苦しむ猶予さえなかったと思う。それだけが唯一よかったかもしれない。
            ツネ、ツネ、守ってあげられなくてごめんね。    
Tyune2
3月末に、横浜市でTNRのお手伝いをして、その中に横隔膜ヘルニアの子がいたので、気になってリリースせずに保護しました。
ごはんをあげている人に聞くと、子猫の時に横隔膜になったようで、もうすでに5年くらい経っているとのことだったので、手術はしない方向でうちで面倒みようと思っていました。
しかし、うちにきて約1か月後に尿閉塞になってしまい、緊急手術をすることになりました。
開腹しなくてはならないので、一緒に横隔膜ヘルニアの手術も行うことになりました。いざ開腹してみると、膀胱は結石だらけでジャリジャリで、尿道から吸引できず、膀胱切開して、洗浄しました。腹腔内も横隔膜も「こんなに大きな穴みたことない」って院長先生がいうくらい大きく開いており、鼠蹊部も穴だらけで、そこに腸が入り込み、4時間にわたる予想以上に大手術になってしまいました。
しかし術後、3日目に亡くなってしまいました。尿閉塞になる前にどうしてもっと早く気づいてあげられなかったのかと、そうすれば吸引だけで済んだかもしれないのに…手術を回避できたかもしれないのに…いやいや、それよりそもそもなんで結石になんてなってしまったんだろう、と自分の管理に落ち度があるように思えて、自分が許せなくて許せなくて、「チビ」と呼ばれていたあの子に、そしてごはんをあげていた人たちにも、申し訳なくて申し訳なくて、顔向けできません。自分の落ち度が彼を死に招いてしまったように思えるので、ものすごい罪悪感でいっぱいです。ごめんねではすまされないと思っています。
今でも、毎日彼を思わない日はありません。
     軽々しく、ごめんねなんて言えない。
     どんなに謝っても泣いても、もどってこないから。
     (手術翌日、このままま回復に向かうんだと単純に思っていました。)
Cimg1448

やっと、写真をみることができるようになってきました。涙でるけど。
この思いを持ちながら、進むしかないと思います。

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